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IT業界に転職する前に知っておきたい、この業界のメリット・デメリット

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成長産業であり、給料も良く、専門性も身に付くIT業界。ITの世界に飛び込むと他業界ではなかなか得られないメリットを受けられます。一方でIT特有の辛さというのもあり、良い事尽くしでないのがこの業界。本記事ではIT業界へ転職を考えている方に向け、働く前に知っておきたいメリット・デメリットについて解説していきます。

IT業界で働くことのメリット

この業界で得られるメリットは実際多く、人によっては最高の仕事となることもあります。ここではIT業界で働く上でのメリットを一つずつ紹介していきます。

①給料が高い

急速なIT化が進む中、IT企業への需要は増え続けており、かつ専門技術も求められるIT業界は給料ベースが高めです。「システムエンジニア」や「プログラマー」といった技術職の場合、20代のうちから年収500万円台に乗ることも少なくはなく、他業種に比べひと回り大きい額の収入を稼げることが多いです。

また、様々な資格のあるIT業界は「資格手当」も充実しており、チームリーダーやプロジェクトマネージャーなどの「役職手当」の比重も大きいです。さらに、良くも悪くも残業の多い業界のため「残業手当」が大きく上乗せされることも。これらを上手く駆使すれば、若くして高年収を叩き出すことも可能なのです。

②豊富なスキルが身に付く

IT業界では日々多くの技術に触れられるため、働けば働くほど知識やスキルが身に付いていきます。たとえばプログラマーとして転職しても、得られるのはプログラミングのスキルだけではありません。プログラムを実装するサーバーの知識、サーバーを繋げるネットワークの知識など、広範囲の知識やスキルを働きながら吸収していけます。また「ロジカルシンキング」のような思考面のスキルも養えます。

IT業界では覚えられることが豊富にあるため、ルーチンワークにはならず、日々スキルアップを体感できます。またこの業界で得た知識やスキルは汎用性もあるため、後々転職やキャリアチェンジをする場合にも役立ちます。

③将来フリーとして独立しやすい

IT業界はコミュニケーション力も求められます。が、それ以上に求められるのはやはり技術的なスキルです。逆にいえば技術スキルをしっかりと身に付ければ将来フリーで独立することもできます。芸術家や小説家のように、センスのある頂上の一角だけしかフリーで食べていけない業界でもなく、事務所やお店を設ける必要もないため、独立のハードルも比較的低めです。

技術スキルを身に付ければ身体一つで独立できますし、単価も高めの業界ですので、30代40代程度でもフリーエンジニアとして年収1000万円越えを狙えることも。独立志向のある方にはメリットの大きい業界と言えます。

④勤務時間が意外とルーズで自由

IT業界では、会社内やプロジェクト内の閉じた環境で開発を行う仕事が多いです。このため営業職やサービス職のようにお客側に合せた勤務時間とする必要はなく、始業時間や退社時間は比較的ルーズで自由です。中には午前11時出社、12時出社が可能な会社もあります。「裁量労働制」を採用している会社は特にそのような傾向があります。

このため「朝が苦手で起きられない」、「自分に合った勤務時間で働きたい」といった方にはIT業界の環境は相性が良いでしょう。

⑤さまざま職場でさまざまな人と働ける

IT業界では「プロジェクト出向型」の開発形態をとる事があります。これはいくつかのIT企業が共同となり一つのプロジェクトを立て、一つのビルを借り、そこに各企業の社員たちが集まってシステム開発等の仕事をするというもの。つまり自分の会社ではない環境で、外部の会社の人間とも触れ合いながら働けるわけです。

このため一般的な仕事ではなかなか味わえない、新鮮さや刺激のある環境で働くことができます。またプロジェクト出向型であれば直属の上司とも日々顔を合わすこともないため、上下関係のしがらみから解放されるメリットもあります。

⑥皆で協力して一つのモノを造り上げる

IT業界では、ITシステム・ソフトウェア・ゲームアプリなど様々なモノやサービスを開発します。いずれにおいても共通するのは、皆で協力して一つのモノを造り上げるということ。何十人、何百人という人間が協力して一つのモノを造っていきます。

社会人になると皆で協力して一つのモノを造り上げる機会というのはなかなか少なくなりますが、それを仕事で実現できるのがIT業界です。もちろん「工数的(コスト)にこれは無理だ」、「これはあっちのチームの仕事だ、うちはやらない」などなど泥臭いこともありますが、皆で一つのモノを造り上げようとする根底は変わりません。

IT業界で働くことのデメリット

IT業界は華やかな面もある一方で、独特の苦難や辛さもあります。ここではIT業界で働く上でのデメリットを一つずつ紹介していきます。

①残業が多い

IT業界の代名詞とも呼べるのが「残業」。IT業界は残業の多い業界です。働き方改革で残業規制が進んではいますが、それであっても他業界から比べれば残業は多めです。大きな理由としては「納期」が関係しており、納期が近づくと仕事量はどうしても増えます。優良企業であっても納期間近には、終電帰りが当たり前になることも。

このため「残業は絶対にしたくない」、「22時23時の遅くまで働くなんて無理だ」、そのように考えている方の場合、IT業界はあまりおすすめできません。ただしIT業界も納期が過ぎると連日定時退社が出来たり、プロジェクト休暇などの長期連休が取れるメリットはあります。

②常に学んでいく姿勢が必要

IT業界は技術的なスキルが問われる業界です。スキルを伸ばせば大いに活躍でき、将来独立も可能です。逆に言えば、スキルが乏しいと使い物にならず路頭に迷ってしまうことも。
また技術的なスキルは一度習得したらそれで終わりではありません。常々アップデートされていく技術に合せ、自分のスキルもアップデートしていかなくてはなりません。IT業界では常に新しい知識を学び、自分を高めていく姿勢が必要です。これが辛いところでもあります。

このため「いくつになっても勉強している生活は嫌だ」、「将来は管理職になって慣れた仕事でのんびりと働きたい」、そのように考えている方の場合、IT業界はあまりおすすめできません。

③精神的に病む人が多め

IT業界は、精神的に病んでしまい「うつ病」などの病に掛かる人も多めの業界です。なぜそうなるのか理由は一概に言えませんが、システムやプログラムといった無機質なものを日々追っているせいもあるでしょう。

IT業界は向きor不向きが出やすく、パーソナルな「適正」も大きく関係してきます。不向きな方ですと余計に精神面なダメージを追うこともありますので、転職前には適正チェックを十分に行っておくことをおすすめします。

④ピラミッド型の業界である

IT業界は建築業界などと同じように「ピラミッド型」の業界です。一次請け・二次請け・三次請けとピラミッド構造になっており、下請けの会社に転職すると給料が低い、立場が弱いなどピラミット型特有の苦痛に見舞われることがあります。

もちろん下請けの会社でも給料も良く自由に働ける会社もありますが、下請けの会社ほど厳しい環境に置かれる確率はやはり高めです。

⑤地方組やUターン希望者には不利

IT系の企業は、東京・大阪・福岡など都市部に集中しています。このため地方在住の方は上京しないと就職・転職が難しい状況です。また、経験を積んだあと将来的にはUターンして地元で働くというキャリアもなかなか歩みにくい業界です。

今後「リモートワーク」等の導入で状況は変わる可能性もあるものの、Uターンを考えている方は少々注意が必要な業界です。

⑥運動不足に陥りやすい

IT業界の仕事は、セールスエンジニアなど一部の職種を除きデスクワークが主体です。日々パソコンの前での作業や会議室での打ち合わせの日々となるため、なかなか身体を動かす機会がありません。職業病として運動不足に陥り易いのがIT業界です。また昨今は長時間の「座り過ぎ」による健康被害も囁かれるようになってきましたが、この座り過ぎもIT業界で働く上では避けられない部分。

「運動不足を解消するため、休日はアクティブに過ごす」などの調整が必要になるのがIT業界です。

IT業界最大のメリットは成長産業であること

最後に、IT業界最大のメリットについて述べます。それは「成長産業」であること。

IT業界は例年市場規模が拡大している成長産業です。特に昨今はインターネットやスマートフォンが普及したことによりWEB系のIT需要が急増しています。また今後はIoT・人工知能(AI)・ロボット・ビックデータ等の「第4次産業革命」と呼ばれるIT需要が爆発するとも言われています。

対してIT技術者は不足しており、経済産業省が平成28年に発表した「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によれば、今後2030年には約59万人のIT技術者不足が起こると予測されています。

IT業界は将来性が有望な成長業界であり、しかも強烈な売り手市場となりえる業界です。今後は収入ベースもさらに高まってくるでしょうし、人手不足により引く手あまたで、将来的に職に困ることも少ないでしょう。

現状ここまで成長が期待されている産業は数少なく、それがIT業界最大のメリットでもあります。“時代の波に乗る”ではありませんが、10年20年先を考えて転職をする上で、IT業界はおすすめな業界と言えます。

まとめ

以上、IT業界のメリット・デメリットとなります。
IT業界はよくも悪くも“癖”のある業界です。メリットも豊富にありますが、人によっては強烈なデメリットを抱えることも。最高な仕事ともなり得ますし、最悪な仕事ともなり得ます。IT業界はそんな業界ですので、メリット・デメリット双方をよく理解した上で転職することをおすすめします。

 

〇参考URL
https://programming-life.com/it-merit-demerit-job-change/

http://www.orenoh.com/knowledge/yoiwarui.html

http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/27FY/ITjinzai_report_summary.pdf

https://jp.reuters.com/article/idJP00093300_20170320_00120170320

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